マタニティフォトへの想い①〜2014年〜

フォトコラム

こんにちは、写真家の小町剛廣です。
5年前より一般の方のマタニティフォトを撮影するようになり、
おかげさまで今年の5月で2,000人を超えました。

5年前に比べ「マタニティフォト」と検索するとビックリするくらいの
マタニティフォトスタジオがでてきますね。

私自身、写真家を始めて30年近くの月日が経ちますが、
今日は改めてマタニティフォトに対する想いを書いてみたいと思います。

マタニティフォトを初めて撮影したのはたしか20年位前になります。
タレントのグラビア撮影などでちょくちょくお世話になっていた
スタイリストさんが妊娠した時でした。
(まだ日本ではマタニティフォトが全然定着していなかった頃でした…)

私にマタニティフォトを頼んできたのは仲間のヘアーメイクさんでした。
「産まれる前にこの姿を残しておきたいんだけど…って相談されているんだけど
 小町さん時間があったら撮ってくれないかな?…」
もちろん、速攻オッケーして数日後ヘアーメイクさんと
スタイリストさんの家にいきました。

久しぶりに見るスタイリストの彼女はとても綺麗でした。
もともと美人な人ではありましたが、
妊娠中の彼女は何か神々しく、そしてポジティブ・オーラに包まれていて
(ちなみにそのオーラとはピンク色っぽいものでした)
ヘアーメイクしている間、私は窓際で外をぼんやり見てました。
「産まれてくる赤ちゃんもいつか、同じ景色を見るんだろうなぁ…」なんて思いながら。

メイクが終わりその窓際で撮影しました。
柔らかい光を背に受け、彼女と彼女のお腹の子はもっと柔らかい光の中に包まれていて
「マタニティフォトって撮影する側までもこんなに幸せを感じられるんだ…」
一番最初に受けた感覚でした。
今までいろんな被写体を撮影してきましたがマタニティフォトならではの感覚であり、
わたしがマタニティフォトを撮影する際、今でも一番大切にしている部分です。
その空気感を大切に感じとり、ピュアに表現しています。

ちなみにその時もモノクロームで撮影しました。
色あせる事のないモノクロームのマタニティフォトは時間とともに
「幸せ」「希望」がうっすら着色してくる気がします。

たくさんの妊婦さんを撮影させて頂けた事、写真家として心より感謝してます。
そして今後もこの気持ちを軸にシンプルにアーティスティックに
撮影していけたらと思ってます。

当時の撮影で振り返り、残念だと思っている事は
彼女の旦那さんが仕事でいなかったので一緒にとれなかった事です。
その想いもあって私は
「可能でしたら旦那さんと一緒にきてください」と
言い続けてます。

もう一つ、お伝えするとその時のヘアーメイクさんは
現在スタジオモーツァルトでお願いしている方でもあります。
当時からマタニティフォトへの想いは私も彼女も一緒です。
もうかれこれ20年以上の付き合いになります。

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